圧着コネクタは電気信号を伝播する線の先端に取り付ける接続部分のことで、圧着端子とも呼ばれます。これを取り付けることにより接続部分を確実にすることができ、また様々な目的に利用することが可能となる非常に便利なものです。
電子部品を接続する際に一般的に利用されるハンダ付けは、直接ハンダを利用して線と部品を接続してしまうため、固定されてしまい自由に取り外しを行うことができません。そのため、確実に固定しその後取り外すことがない場合には非常に有効な方法となっていますが、様々な接続部分のように自由に取り外しをすることが必要な場合や、一時的な固定を行う場合などは不向きな方法となっています。さらに、ハンダ付けを行う場合には熱で判断を溶かし接続をする必要があり、この熱が様々な影響を及ぼしてしまうことも多いので注意が必要です。
圧着コネクタは端子の1部分に線を挟み込んで、工具で圧着することで固定する方式であるため、ハンダ付けのように熱が加わることがなく、そのため様々なトラブルを発生させる心配が少なくなります。またその方法によっては非常に強い力で固定をすることができるため、比較的力が加わりやすい部分にも広く利用されているのが特徴です。端子の形状にもものがあり、特にネジで固定をすることができるような丸い穴の開いたようなタイプの場合には、その部分を差し込んでネジ度目することで完全に固定することができるため、強い力が加わっても外れる心配がなく、安心して利用することができます。
一般的に電子機器の場合にはその電流量は非常に小さなことが多いため、接触面積や固定する力はそれほど大きくなくても十分に動作をすることが可能ですが、電源回路など大きな電流が流れる部分では、その接触面積に大きなものが要求されることも少なくありません。また電流量が大きい場合には使用する線材も太いものが必要となり、これを羽田で固定する事は非常に難しいものとなっています。そのためこの仕組みは特に電源回路等には一般的に利用されるものとなっており、接触面積や強度の面で非常に効果的なものとなっているのが特徴です。
様々な端末を接続する際にも、非常に効果的なものとなっており、専用のツールを利用することで取り外しも可能なことから様々な場面で利用されています。機械的な強度を持った接続をすることができることから、様々な力が加わる部分にも広く利用することができる、非常に効果的な接続方法です。